【遊戯王OCG】黄金の邪教神【新規カード考察】
サクリファイスファン垂涎の新規!!!!!!!!!!!(なのに今頃投稿…)
僕はプリズマティックゴッドボックスを公式の抽選の1個分しか買えなかったのでそこで当たるのを祈っています。
昨日、12月19日(土)に発売されたPRISMATIC GOD BOXに収録されているこのカード、
黄金の邪教神
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに1度、発動できる。 相手の手札を全て確認する。 このカードのカード名はエンドフェイズまで「千眼の邪教神」として扱う。
(2):このカードが除外された場合、または効果で墓地へ送られた場合、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 その効果モンスターを自分フィールドの通常召喚できない「サクリファイス」モンスター1体に装備する。 この効果でモンスターを装備している限り、 その攻撃力分、装備モンスターの攻撃力はアップする。
⑴はピーピング(ペガサスのマインドスキャン再現?)と「サウザンド・アイズ・サクリファイス」の融合素材である「千眼の邪教神」の名前をコピーする効果。
⑵は除外or効果で墓地に送られたら相手の場の『効果モンスター』を「サクリファイス」モンスターに攻撃力分アップの装備カードとして装備させる効果。
儀式召喚や融合召喚の素材に使えば、それで出した「サクリファイス」モンスターにこのカードの効果で即相手モンスターを装備させることができ、その後「サクリファイス」モンスター自身の効果でさらに相手モンスターを装備できるため、相手モンスター2体を除去しながら大幅な打点アップが(相手モンスター次第で)狙えます。
『「サクリファイス」モンスターの効果扱い』で装備しないメリット、デメリット
「黄金の邪教神」の⑵の効果、
(2):このカードが除外された場合、または効果で墓地へ送られた場合、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 その効果モンスターを自分フィールドの通常召喚できない「サクリファイス」モンスター1体に装備する。 この効果でモンスターを装備している限り、 その攻撃力分、装備モンスターの攻撃力はアップする。
この「サクリファイス」モンスターに装備させる効果は過去に出ている下記の「ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト」と「サクリファイス・フュージョン」と似ていますが、微妙に違う効果になっています。
ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト
星2/闇属性/魔法使い族/攻 0/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 自分フィールドの、「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」1体を選び、 その効果による装備カード扱いとして対象の相手の効果モンスターを装備する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):フィールドに「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」が特殊召喚された場合に発動する。 墓地のこのカードを手札に加える。
サクリファイス・フュージョン
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「アイズ・サクリファイス」融合モンスターカードの融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から除外し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 自分フィールドの、「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」1体を選び、 その効果による装備カード扱いとして対象の相手の効果モンスターを装備する。
このように対象とした「サクリファイス」モンスターの効果扱いで装備されるため、攻撃力がアップするだけの「黄金の邪教神」とは違い、以下のように攻撃力アップに加え身代わり、効果無効などの固有効果も適用できます。

サクリファイス(儀式)
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「イリュージョンの儀式」により降臨。
(1):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、 このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、 このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。
(3):このカードの効果でモンスターを装備したこのカードの戦闘で 自分が戦闘ダメージを受けた時、相手も同じ数値分の効果ダメージを受ける。

サウザンド・アイズ・サクリファイス(融合)
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+「千眼の邪教神」
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 このカード以外のフィールドのモンスターは表示形式を変更できず、攻撃できない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、 このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。

ミレニアム・アイズ・サクリファイス(融合)
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+効果モンスター
(1):1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、 相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象として発動できる。 その相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
(3):このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。

サクリファイス・アニマ(リンク)
リンク1/闇属性/魔法使い族/攻 0
【リンクマーカー:上】
トークン以外のレベル1モンスター1体 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 その表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(2):このカードの攻撃力は、 このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
しかし「ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト」「サクリファイス・フュージョン」のように、対象にした『サクリファイス』モンスターの効果扱いで装備する場合は、その「サクリファイス」モンスターが「無限泡影」や「スキルドレイン」の効果を受けて効果を無効にされると、装備したモンスターが剥がされてしまいます。
その点、「黄金の邪教神」は「黄金の邪教神」自身の効果で装備するため、対象にした「サクリファイス」モンスターの効果が無効にされても、装備されたままで攻撃力アップが持続されます。
また、「ミレニアム・アイズ・サクリファイス」以外の「サクリファイス」モンスターは自身の効果では1体しかモンスターを装備できないため、
「ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト」「サクリファイスフュージョン」で既に装備されている場合、「サクリファイス」モンスター自身の効果で装備できません(その逆も同じく)。
しかし「黄金の邪教神」で装備されたモンスターは自身の効果で装備した扱いにならないため、「サクリファイス」モンスター自身の効果でさらに相手モンスターを装備することができます。
ピーピング効果を活かす
マインド・クラッシュ
通常罠
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。 宣言したカードが相手の手札にある場合、相手は手札のそのカードを全て捨てる。 宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚選んで捨てる。
ほとんどのデッキでサーチするのが当たり前の時代のなので単体でも十分活躍できます。
The・Suppression・PLUTO(ザ・スプレッション・プルート)
星8/闇属性/悪魔族/攻2600/守2000
(1):1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動できる。 相手の手札を全て確認し、その中に宣言したカードがあった場合、 以下の効果から1つを選んで適用する。
●相手フィールドのモンスター1体を選んでコントロールを得る。
●相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。 その後、破壊したその魔法・罠カードを自分フィールドにセットできる。
コントロール奪取が強力で「ダーク・オカルティズム」でサーチすることもできますが、上手く場に出すギミックも積まないと自己要因になってしまいます。
また属性は同じく闇ですが、種族は悪魔族のため種族サポートは共有できません。
比較
●「黄金の邪教神」
長所
・相手の手札を確認できる。
・儀式や融合の素材に使いながら②の効果をすぐ発動できる。
・モンスター効果無効系に強い。
・レベル1のためサーチ、リクルート、蘇生などの手段が豊富。
短所
・②の効果が単体で起動できない。
・装備させても「ミレニアム・アイズ・サクリファイス」の無効効果を使えない。
●「ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト」
長所
・攻守共に1500以下なので「クリッター」「黒き森のウィッチ」でサーチできる。
・①の装備効果がフリーチェーン。
・②の効果で、緩い条件でノーコスト自己サルベージできる。(「金華猫」を用いるなど)
・「終末の騎士」「マスマティシャン」などで墓地に送っておけば、「サクリファイス」モンスターが場に出たとき②の効果で流れるように回収し即①発動の構えができる。
短所
・「墓穴の指名者」「D.D.クロウ」など墓地除外に弱い。
●「サクリファイス・フュージョン」
長所
・速攻魔法なので相手ターンでも発動できる。
・融合素材に墓地のモンスターも使用できる。(下準備がいるがアド損無しで融合召喚可能)
・「フュージョン」速攻魔法のため「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の効果でコピーできる。
・墓地に置いておけば「サクリファイス」モンスターを出せた時に②の効果を使える。
・相手ターンに「黄金の邪教神」を融合素材に「サクリファイス」融合モンスターを出せば、即「黄金の邪教神」の効果で相手モンスター1体を奪って装備することができる。
短所
・融合素材を除外してしまう。(テーマ内で除外を活かせるカードが無い)
・②の装備効果が起動効果なので自分ターンしか使えない。
まとめ
サウザンドアイズをミレニアムアイズより優先して出したい時に利用したり、モンスター効果を無効にするカードを使うデッキに当たった時に必要になると思います。
①のピーピング能力を活かす構築でもない限り1枚挿せば十分といった感じでしょうか。
特に「ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト」が強力なライバルで、この手札誘発フリチェ除去(しかも自己回収効果持ち)がサクリファイスデッキの一番の強みだと思っています。
サクリファイスデッキでイリュージョニストと差別化するにはサクリファイスフュージョンを多用するような構築にしないと活躍は厳しいかと思います。
以上です。
実際に入れて回してみたらまた感想など書きたいと思っています。
またサクリファイスデッキについての考察記事をいくつかあげようと思っているのでサクリファイス好きの同志の方は何卒よろしくお願いします。